帰国後の感想をみると、「良かった」「まあ良かった」の合計は、孤児は53%、婦人等は69.1%となっており、前回の孤児65%、婦人等79.3%と比べると減少している。
また、「後悔している」「やや後悔している」の合計は孤児は11.8%、婦人等は7.1%となっており、前回と比べると孤児は14.6%からやや減少しているが、婦人等は6.8%からやや増加している。
(グラフ27 帰国後の感想)
帰国して後悔している理由は、孤児、婦人等とも「老後の生活が不安」が最も多く、次いで「言葉ができない」となっている。
前回は孤児は「言葉ができない」とする者が最も多く、一方婦人等では「老後の生活が不安」が最も多かった。
(グラフ28 帰国して後悔している理由)
生活状況の帰国前との比較では「楽になった」「やや楽になった」の合計は、孤児が47.2%、婦人等が62%となっており、孤児では前回の59.9%に比べると減少し、婦人等も66.4%からやや減少している。
また、「苦しくなった」「やや苦しくなった」の合計は、孤児が24%、婦人等が13.5%となっており、前回と比べると孤児は18.8%から増加しているものの、婦人等は14.3%からやや減少している。
(グラフ29 生活状況の帰国前との比較)
帰国後経過年数別の生活状況をみると、孤児・婦人等とも経過年数にかかわらず「どちらともいえない」が多数を占めており、年数の経過による大きな違いは見られない。
(グラフ30 帰国後経過年数別の生活状況(孤児))
(グラフ31 帰国後経過年数別の生活状況(婦人等))