研究会「ダブルリミテッド/セミリンガル現象を考える」のお知らせ

母語が未発達な子どもが急激に外国語に接触をすると両言語とも低迷し,年齢相応の学習が困難な状況(ダブルリミテッド/セミリ
ンガル現象)に陥ることがあります。現場の日本語教師はどのように対処すればよいのでしょうか。言語の発達障害の専門家の知見
を踏まえて問題を整理してみましょう。

日時:2006年2月18日(土曜日)9:30〜17:30
場所:名古屋外国語大学511教室(5号館1階)

プログラム

10:00〜
開会・問題提起「ダブルリミテッド/セミリンガル現象を考える」  中島和子(名古屋外国語大学)
講義1.「セミリンガリズムという用語の歴史的背景」               湯川笑子(立命館大学)
講義2.「多言語環境に育つということー言語の発達障害を中心に」 飯高京子(上智大学言語障害研究センター)
12:00〜(昼食休憩)
※ 昼食はご持参ください 学内食堂も一部利用可能です
13:00〜 事例発表「現場教師が抱える問題」
事例1. 外国人児童生徒教育の現場から(1)  築樋博子 (愛知県豊橋教育委員会)
事例2. 外国人児童生徒教育の現場から(2)  吉川陽子(愛知県豊田市東保見小学校)
事例3. インターナショナルスクールの現場から  松岡由佳ほか(New International School)
事例4. 帰国子女教育の現場から  加藤真一・島田かおるほか(啓明学園初等学校・中学高校国際学級)
ディスカッサント 田中裕美子(国際医療福祉大学言語聴覚学科)
(休憩)
16:00〜 パネルディスカッション「ダブルリミテッド/セミリンガル現象を考える
―日本語教育における今後の課題と展望」
西原鈴子(東京女子大学) 石井恵理子(東京女子大学) 佐々木倫子(桜美林大学)

参加費無料 資料代500円をいただきます。

参加申し込み 2月6日までに 参加者氏名・所属を nakajima@nufs.ac.jp まで

名古屋外国語大学外国語学部日本語学科
母語・継承語・バイリンガル教育(MHB)研究会 共催
※ この研究会は,科学研究費補助金(基盤研究B「外国語習得と母語との関係―セミリンガル現象の要因と教育的処置に関する基
礎的研究」[課題番号15320075 代表者:中島和子])により開催します。

問い合わせ先 名古屋外国語大学日本語学科 (事務室)п@0561−75−2699
                     (担当者)makion@gakushikai.jp
 
■ 名古屋外国語大学へのアクセス
(1) JR名古屋駅から(高速バス)
名鉄バスセンター(名古屋駅桜通口より徒歩3分)4階より「愛知学院大学前」行で「竹ノ山」下車(直行40分,栄経由60
分)。「竹ノ山」は大学正門前です。
(2) スクールバス(両経路とも約25分)
名古屋市営地下鉄東山線「上社」駅構内乗り場から
名古屋市営地下鉄鶴舞線「赤池」駅付近乗り場から
※ スクールバス乗車の際は,運転手から'乗車証明書'用紙を受け取り,記入してお渡しください。
 帰路スクールバスをご利用の場合は,会場受付で'乗車証明書'用紙をお受け取りください。
(3) 名古屋市営地下鉄東山線「藤が丘」から(名鉄バス)
 「愛知学院大学前」行で終点下車,徒歩5分。下車停留所は愛知学院大学正門内です。正門を出て左方,高速道路をくぐり,高速
道路に沿って左に坂を上がると,名古屋外国語大学北門があります。
(4) 名古屋市営地下鉄鶴舞線「赤池」から(名鉄バス)「愛知学院大学前」行で「竹ノ山」下車
(5) 名鉄豊田線「日進」から(名鉄バス)「長久手古戦場」行で「竹ノ山」下車

■ 会場
511教室は,名古屋外国語大学5号館1階です。自動ドアを入ると地下1階です。右手のエレベータまたは階段で1階へ。
□ 正門から : 坂を上り左方向へ。スクールバス停留所があり,その前の6階建の建物が5号館です。
□ スクールバス停留所から : 降車停留所前が5号館です。
□ 北門から : 門を入り,すぐ左の建物が5号館です。

※ 大学ホームページ http://www.nufs.ac.jp/ もご覧ください