多文化共生社会の実現をめざして
三重県在日外国人教育研究会(三重県外教)
2006年度三重県外教学習会ご案内
   
 三重県外教は、1999年の設立以来、在日外国人教育の実践とその交流をめざし活動を続けてまいりました。
 本年度最初の事業として、以下のとおり「財団法人とよなか国際交流協会」でご活躍の榎井 縁さんを講師にお招きし、学習会を開催いたします。
 三重県内でも、ここ2〜3年、子どもたちの強制送還があいついでいます。その中には、日本で生まれ、日本語しか話せない子どもたちもいました。また、強制送還までの間を、保護者と引き離されたまま、児童相談所の中で過してきた子どもたちもいます。
 他府県では、子どもたちの最善の利益を求め、日本での教育を受け続けていくことも選択できるよう、在留特別許可を求める運動が展開され、実際にそれが認められるという事例も増えてきています。
 子どもたちのいちばん身近にいる私たちが、昨今の状況に敏感になり、子どもの人権を守るために声を上げていくことが必要です。
 そこで、本年度は、子どもの強制送還の問題をめぐる学習会を開催し、確かな認識をもっていきたいと考えます。是非とも多くの方々のご参加をお待ちいたしております。

講 師:榎井 縁(えのいゆかり) さん (財団法人 とよなか国際交流協会)
演 題:「先生、ここ日本で学ばせて! 〜退去強制の子どもたち〜」
<プロフィール>
 神奈川県出身。大学卒業後、ネパールに渡りチベット難民小学校等でソーシャルボランティアとして活動。帰国後、チベット難民児童奨学会を設立する。その後、市民活動を主体とした国際交流に取り組み、多文化共生社会実現のために様々な活動や提言を進めている。
 現在、『解放教育』に連載中のエッセイ「共生のトポス」は50回を超える。

●主 催:三重県在日外国人教育研究会
●日 時:7月1日(土) 受付  9時30分  
             開会 10時00分(12時00分終了予定)
●場 所:三重県人権センター 大セミナー室
      津市一身田大古曽693−1                       
●資料代:1,000円  (請求書による口座振り込みもできます)

●お問い合わせ先:三重県在日外国人教育研究会事務局
             韓(ハン)徹(チョ)吉(ギル) <TEL:090-3557-(−)1827>
             臼杵(うすきね)伸子  <TEL:090-8964-0239  >
           E-mail : nobu.usutokine@m3.dion.ne.jp