連続学習会最終回

 「世界の外国人学校 日本の外国人学校」

 外国人との共生を考える時に、大きな課題となるのが、子どもの

教育です。

 日本の学校に通う外国人の子どもたちは、言葉や文化の壁に出会

い、学校でも地域でも充分なサポートが得られているとはいい難い

状況が続いています。

 教育を受ける機会が保障されないまま、不就学になっている子ど

もも存在しています。

 外国人の子どもの教育を考えると、外国人学校・民族学校の役割

には大きなものがあります。

 日本には、さまざまな外国人学校が存在し、多くの子どもたちが

学んでいます。愛知県にも15校ほどのブラジル学校が設立され、千

人を超える子どもが通学しているといわれています。

 全国の外国人学校の中には、100年の歴史を持つ学校もあり、いろ

いろな背景を持った子どもが学ぶ外国人学校・民族学校が存在して

います。

 それぞれの設立経緯や目的から、独自の教育内容を持ちながら、母

語(継承語)バイリンガル教育などを通して、日本社会とだけでなく、

本国や世界につながる教育を進めています。

 外国人学校・民族学校の状況や現在の課題を学ぶとともに、それぞ

れの国における外国人学校の制度や現状と比較することで、新しい視

点と共通する課題を考えることができると思います。

 

 テーマ 「世界の外国人学校 日本の外国人学校」

 日時 2006年10月8日(日)午後1時30分〜

 お話 福田誠治さん(都留文科大学教授)

    末藤美津子さん(明治学院大学講師)

 会場 名古屋国際センター 第1研修室(3階)

  (地下鉄・桜通線「国際センター」駅上)

 

 主催 田中宏先生を囲む学習会

後援 (財)名古屋国際センター

 協賛 多民族共生教育・愛知フォーラム

 資料代 500円

 連続学習会は、参加予約をお願いします。

 申込先 E-mail tanakakakomu@hotmail.com Fax052-762-5186

 連続学習会のチラシがホームページにあります。

 http://www.geocities.jp/tanakakakomu/k6renzoku2.pdf

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 お話いただく講師の先生の編著書です。

 福田誠治・末藤美津子編著書

 「世界の外国人学校」  出版社: 東信堂   ¥3,990 (税込み)

 国内の高齢・少子化の進展に伴い、在住外国人の増大が不可避の現在

外国人学校と公教育との関係が新たに問われている。

 各国の外国人学校を、公教育への組入れ可能、公教育からの排除、組

入れ・排除併存の三つのケースに分類し、その歴史・現状・課題を紹介・考

察すると共に、我が国の韓国・朝鮮人学校への対応等、従来典型的な排

除型であった教育政策の転換の必然性を追求する。