1.各自治体で行われる介護関係研修会等に対して その内容等についての相談業務・情報提供を行う(相談機能)
2.各自治体で行われる介護関係研修会等で使用できる
(1)帰国者を支援する者、(2)介護サービスを提供する者 向けの資料を作成する
3.各自治体で開催された介護に関する研修会の、研修プログラムや研修講師等についての情報を収集し、各自治体からの求めに応じて提供する
研修会情報:〈A. 帰国者を支援する者〉を対象とした研修
〈B. 介護サービスを提供する者〉を対象とした研修
〈C.帰国者 〉を対象とした研修会
講師情報:研修会情報と同様に、A、B、C の研修タイプ別に収集
@ 『介護保険制度の手引き』:日中対訳版・日露対訳版 70頁
制度のしくみやサービス利用の流れについての説明とともに、支援・相談員等が帰国者を支援する際の指導のポイントも盛り込んだもの。
A『介護保険ってなに?』:日語版・中国語版・ロシア語版 15頁
イラストに沿って介護保険制度のしくみやサービス利用の流れを 極力 簡潔に説明したもの。資料@を理解する準備段階として大まかに制度を理解するために、また支援・相談員等が、帰国者本人や介護を担う家族に、これを示しながら介護保険について説明するときに使用できる。
B DVD『ビデオで見る介護保険情報 第1巻』のスクリプト※:14頁 日語のみ・貸し出し用DVD
※ DVDのナレーションを文字起こししたもの介護保険サービス利用のイメージをつかんでもらうためには映像が効果的である。このDVDを用いた研修を企画する際には、スクリプトを参考に使いたい部分を選択すると便利である。帰国者に見せる場合には、このスクリプトをもとに、帰国者の母語での解説を加えることになる。(2000年に作成された市販教材なので、制度変更部分についての説明も付した)。
C 自治体発行の介護保険についての説明冊子のロシア語版:31頁
中国語版はインターネットから何種類かダウンロードできるので、ロシア語版を作成。サハリン帰国者が一番多く定着している札幌市の『介護保険―制度のしくみとサービス利用の手引き―(H25年度版)』を翻訳。
D『要介護認定調査について』:日中対訳版・日露対訳版 10頁
認定調査の目的、調査項目の構成とねらい、聞き取り調査時に支援・相談員等が気をつけるべきことをまとめたものと調査票本体の日中/日露 対訳版。
E『介護の基本用語』:日中対訳版23頁・日露対訳版29頁
介護保険制度のしくみと利用についての基本語彙37語を取り上げて説明したもの。50音で引ける。
F 『これで助かった!―中国帰国者介護保険サービス利用実例集−』A4判10頁 日本語版・中国語版
高齢帰国者本人や家族がどんなことで困っていたか、どのような支援を得て、どのようなサービスを受けることができたか、それにより生活がどう改善したか等についての利用例を示すことで、帰国者が自分をその立場にあてはめ、介護サービスを身近なものとしてイメージできるようになることをねらったもの。 “好事例”。
G『認知症ってどういう病気―認知症の基礎知識―』 A4判22頁 日中対訳版・日露対訳版
認知症の帰国者を抱える家族の支援に当たる帰国者2世相談員のための、認知症についての基礎知識
H『認知症ってどういう病気―認知症の基礎知識―』(簡略版) A4判13頁
中国語版・ロシア語版家族の介護のキーパーソンとなる2世世代向けのGの簡略版
I『認知症を理解する』 A4判50頁 中国語版・ロシア語版Gの補足資料。鎌田ケイ子編著『こんなときどうする?チャートでわかる認知症介護』の一部を翻訳。
J『こんなときどうする? 支援・相談員等のための介護サービスQ&A』A4判24頁 日本語版・中国語版
相談員が帰国者からの質問を受けたり、帰国者とケアマネジャー、介護スタッフや施設の責任者等との間に立って通訳しながら問題の解決を図ったりするときのための“手引き”。帰国者にこのパンフレットを示しながら、「ここにこう書いてある」「これはこういう理由でこの決まりになっている」と示して納得してもらうためにも。
@『中国残留邦人とは』:リーフレット(表裏1枚)
中国残留を余儀なくされた事情(歴史的背景)や、言葉の問題を含めた日本への適応の難しさ等について説明したもの。写真を中心にしたものと、説明文を中心にしたものとの2種。
A『ご存じですか?支援・相談員、自立支援通訳等の派遣制度』:リーフレット(表のみ1枚)
厚労省のリーフレットをもとにより簡潔に制度を紹介したもの。通訳を必要とする場面例も追加。
※この@とAはセットで配布。B『中国帰国者事情・中国文化事情 あれこれ』 :パンフレット 8頁 日本語版・中国語版
帰国者事情、帰国者の思い、また、中国文化の背景を持った人々の一般的な生活習慣(衣食住等)や考え方を紹介したもの。
C 介護の現場でのコミュニケーション・ツール:日中対訳版・日露対訳版
デイサービス等の施設スタッフやホームヘルパーとの最低限の意思疎通を図るためのツール。(「指さし会話」/コミュニケーション・カード様のもの) 。イラストを多用。
⇒ まだ試作版の段階。施設等での試用を経てコンセプトを再検討していく予定。D『樺太(サハリン)帰国者事情・介護事情 あれこれ−介護・福祉サービスに携わる皆さまへ−』8頁 日本語版・ロシア語版
『中国帰国者事情・中国文化事情あれこれ』のサハリン帰国者版。北海道中国帰国者支援・交流センターの協力により作成。