SPECIAL MIGRANT PLACEMENT OFFICER(SMPO)
移民の定住促進プロジェクト
1.目的等
このプロジェクトは、英語を母語としない無職の移民に情報を提供し、雇用と職業訓練を行うことを目的としている。
カウンセリングや他機関につなぐサービス、情報サービス、職業紹介サービスを通し職の無い移民をオーストラリアの労働市場へ送り込むことを目的としている。また、地域の失業者を対象としたトレーニングプログラムを考案、実践する目的もある。
昨年は400人の利用者の内248名をトレーニングプログラムあるいは就職斡旋した。
2.専門スタッフ
今年度、新たな追加資金が入ったのでパートタイムの事務アシスタントを雇った。彼女は当プロジェクト利用者のデータベースを作成し、就職情報交換クラブ参加者やプロジェクト利用者の申請者等の手続きを担当している。
4.個別サービス(トレーニングプログラムと活動)
ウェセリルパーク職業訓練センターにトレーニングコースのプログラムの作成を依頼し、フェアフィールド移民援助センターとC.C.C.から支援を受けている。
1)移民の雇用とトレーニングプログラム及び就職情報交換クラブ
当プロジェクトは、他の似たプログラムの受講資格のない無職の移民に、仕事を探す能力を与えることを目的としている。
2)無職の移民のための支援プログラム
フェアフィールド家族支援センターと共同で行うプログラム。社会的に孤立し、自分自身の価値や自信を喪失した無職の移民に仕事を探す技術をつけさせ、仕事あるいはトレーニングプログラムにはいるための英語によるコミュニケーション能力を向上させることを目的としている。
3)英語クラスと職業訓練センターへのアクセス
15〜18人で構成する三つの英語クラスを開講。無職の移民に英語力をつけ、それをもとに職業訓練
センターで勉強を続けさせることを目的としている。
コース終了後、オーストラリアの労働市場及びトレーニングプログラムに関する情報を提供し、実際に教育施設の見学も行う。TAFEで勉強を続けたり、他機関が主催するコースを受講する者が多い。
コースの組織化は当プロジェクト、実践はウェセリルパーク職業訓練センターが担当している。
4)ウェセリルパーク職業訓練センターのファッションコース
参加者の多くは女性である。英語力の不足と交通手段を持たないカブラマタ地区の女性達のために、職業訓練センターは英語の特別クラスを設け、フェアフィールド移民援助センターはカブラマタからウェセリルパークまでのバスサービスを提供している。
5)配膳基礎コースと専門コース
当プロジェクト利用者の多くがオーストラリアの労働市場に適する能力がないため開設されたコース。非常に好評である。
6)ワークショップと情報デー
地域のラオス、ベトナム人グループが、コミュニティ内でトレーニングプログラムや転業訓練コースの情報、プロジェクトを提供することを目的に実施している。
8.財源
今年度、西シドニー援助機構から、特に英語を母語としない移民を対象とした就職情報交換クラブのための運営資金を調達した。