LOTUS HOUSE
5女性のシェルター


1.目的等
 このシェルターへ収容された女性全員が性的、肉体的、精神的虐待を体験している。その大部分は14〜16才で収入はない。身分証明書を持っていない女性も多く、公共機関の援助を受けるにも時間がかかる。多くは生活能力に欠けていて、精神的に不安定である。少女たちは地域サービス局、学校、地域の住民組織や警察に連れてこられる。一人でセンターを求めてくる者もいる。
 当シェルターは、14〜18才のホームレスのインドシナ女性を3〜12カ月保護するが、平均滞在期間は8カ月である。次のことを目的にすえている。
 @文化的配慮のある収容施設の短期入所
 A長期入所が可能な所の入所手続き及び支援
 B借家紹介サービス
 C安定した生活環境による自尊心と自信の育成
 D簡単なカウンセリングによるシェルター在住女性と家族及び保護者との調整
 E自分の生活を責任もって選択するよう、将来の生き方について一緒に考える
 Fニーズに基づいたプログラム開発
 G在住者の生活技術習得の推進
 H住居問題への取り組み
 I地域と行政との連携

4.個別サービス
1)緊急生活技術プログラム
  在住者の必要に応じて次のワークショップを開催する。
 ・フェアフィールド家族計画多文化協会主催の『安全な性行為』『エイズ』
 ・青少年保健グループのスタッフによる性行為感染病についての知識と予防
 ・教育を受けるための知識、啓発と情報提供。職業訓練校や職業指導センターの視察も含む。
 ・地域サービス利用のための知識と見学。各所でのレクチャー。
 ・自立後の生活のためのワークショップに続き、住宅または入所施設の見学。
 ・日常生活訓練(料理、買物、洗濯、掃除、交通機関の使い方、銀行口座の開き方、各種手続きの記入方法)
2)教育的レクリエーション活動
  在住の少女たちは地域で開かれるイベントに積極的に参加する。
3)フォローアップ
  シェルターを出た女性はいつでも電話で情報提供、相談他を求めることができる。シェルターのスタッフになった女性もいる。

8.財源
ス  タ  ッ  フ
財  源
コーディネーター
 住み込みワーカー(常勤) 3名
 住み込みワーカー(非常勤) 1名
 インドシナ少女向け補導員
地域サービス局(行政)


事 業 費
財  源
少女の補導プロジェクト
地域サービス局(行政)