第32回
全国海外子女教育国際理解教育研究協議大会
(東京大会) 第二次案内
今、日本国内で「学習指導要領」見直しの動きが強まり、方向転換へ流れ始め
ています。
全海研は海外・帰国児童生徒教育、外国人児童生徒教育、国際理解教育の視点
から「授業が変わり、学校が変わり、教育が変わらなければならない」と主張し、
実践を積み上げ、多文化共生の考えから、新たな学びを創り出そうとしています。
今大会では、「世界と子どもをひらき・つなぐ教育をめざして」をテーマに、
「地球時代を生きる学力と学びづくり」に向けて大いに議論を深めていきましょ
う。
1,大会主題
世界と子どもをひらき、つなぐ教育をめざして
−地球時代を生きる学力と学びづくり−
2,開 催 日 平成17年8月1日(月) 9:00〜 8月2日(火) 〜16:00
3,会 場 東京女学館・中学校・高等学校
http://www.tjk.jp/mh/home.html
(東京都渋谷区広尾3-7-16)
JR・渋谷駅・東口から日赤医療センター行き
「東京女学館前下車」
4,問合わせ先 全海研・事務局 134-0013 東京都江戸川区江戸川5-14-7
参加申込先 Fax :03-5696-3358 E-mail
:info1@zenkaiken.net
5,主 催
全国海外子女教育国際理解教育研究協議会
6,後 援 外務省、文部科学省、(財)海外子女教育振興財団、
東京都教育委員会、東京都小学校校長会、
東京都中学校校長会 (申請中)
7,大会参加費 5000円(一般参加者)、3000円(全海研・正会員)
平成17年7月16日までに納金者
当日受付にて、領収書にて確認します。
当日受付は500円増しになります。
8,日 程 8月1日(月) 一般公開
8月2日(火) 一般公開
9:00 受付
9:00 受付
9:30 実践事例発表会(5) 9:30 テーマ別分科会(5)
12:00 昼食
12:00 昼食
13:00 開会行事・研究総会 13:00 トーキングテーブル
14:30 記念シンポジューム 14:30 分科会報告会
・全体まとめ
16:30 懇親会
15:30 全国B発表会
9,A 実践事例発表会(第1日目の午前)
(一人発表20分・質疑10分 発表希望者はikuno@zenkaiken.netへ)
第1分野 海外教育等 第2分野 帰国・外国人児童生徒教育等
第3-1分野 国際理解教育(小学校) 第3-2分野国際理解教育(中学校)
第4分野 英語・多言語活動・海外教育
B シンポジューム:「世界と子どもをひらき、つなぐ教育をめざして」
〜地球時代を生きる学力と学びづくり〜
岩川直樹(埼玉大学)、田村雅人(取手市立取手第一中学校)
中村 淳(札幌市立駒岡小学校)、後藤 彰夫(目黒区立第七中学校)
最近の国際学力比較の発表をもとに、日本の児童生徒の学力低下の論調
がより強まり、市場原理に基づく競争主義的な教育改革が進められていま
す。そこでは、復古主義的な学力観と指導が強調されています。その結果、
総合的な学習の見直しも声高に叫ばれています。しかし、この論調の流れ
に乗ることは、地球時代の教育として果たしていいのでしょうか、私たち
実践者は問われているのです。
これからの地球時代を生きる子供たちにとって、学力とは何か。果たし
て「読み書き計算」の3R'sをやっていけばいいのか。更に、国際学力比
較で課題にするべきは、単に世界での順位ではなく、「学びからの逃走」
という子供たちの悲痛な実態を生み出している今までの教育ではないのか。
今こそ、海外での教育実践や国際理解教育に取り組んだり、外国人児童
生徒との多文化共生教育を試みた経験をもとに、日本の教育の現状を再度
問い直し、地球環境問題やグローバル化社会のあり方も踏まえ、世界各国
の学力向上の取り組みを比較考察しながら、これから必要とされる「学力」
とは何か、新たな「学びづくり」とは何か、皆さんと考えていきたいと思
います。
C テーマ別分科会(第2日目の午前)
第1分科会 世界の学校と比較する学力・学びづくり
学力を始め、学校をめぐる議論はとどまるところを知らない、ここでは
日本と海外の学校でつくる「学校目標、教室、日課表、通知票」等を提示
しあいながら、それらをもとにこれからの「学力」「まなび」について議
論を進めます。
第2−1分科会 子どもたちの日本語習得と学力
「日本語習得」と「学力」は、相関関係があるのでしょうか。外国人児
童生徒・帰国子女等の日本語習得が十分でないような児童生徒への学習言
語、及び学習に対して、どのようなサポート態勢または、フォローアップ
が必要か考えていきましょう。
第2−2分科会 子どもたちの小学校における英語活動
現在、小学校では総合学習において国際理解教育は、ほぼ英語活動が主
流を占めるようになってきている。その中において一般的には英語学習は
早期に始めるべきだという風潮があり、その反面、英語環境がない中で英
語教育を行っても効果が薄いという専門家集団の主張がある。しかし小学
校現場では英語活動が多くの学校で取り入れられ、そのまま英語科学習へ
の道が広げられようとしている。ここで改めて日本語環境の中での英語活
動及び英語科教育を考えてみたい。
第3分科会 未来を見据えた学校教育・学校づくり
現場サイドで地道に教育活動に専念し、一人の教師から学校全体へ波及
した教育活動の実践。また管理職として教師が働きやすい現場を構築する
ためには実践した実践。今世間で騒がれている学力とは何か、またこれか
らの学力の増進はこうあるべきだと、真剣に考えられる場を設定しました、
今後の学校教育のあるべき姿等をこの分科会で徹底討論し、日常活動に実
践できる糧を得ましょう。
第4分科会 世界・地域とつなぐ学びとしての国際教育
将来、世界を論じ、世界に活躍する児童生徒を育成する現場の教師は、
取り囲まれた存在ではなく、拓かれた存在として、多くの力ある地域の人
々と連携し、大きな社会で活躍できる児童生徒を育成するためにはどのよ
うな地域連携の姿がいいものか、参加者全体で討論し、明日からの実践活
動の糧と致しませんか。
D トーキングテーブル(第2日目の午後)
1,「海外子女教育への道」
世界中に280校あまりを数える在外教育施設に3万人を越える子どもた
ちが学んでいます。一口に在外教育施設といっても、日本人学校と補習授
業校があり、日本人学校といえども10名程度の学校から、2,000人以上の
ところまであります。補習校もまたおなじです。派遣教師の苦労も、学校
によりこれまたさまざまであります。その中で、逆に望まれる派遣教師像
とは、どのような教師なのだろうか。また、派遣教師自身は何を求めて挑
戦するのだろうか。そして、帰国後の派遣教師はどう実践するひつようが
あるのか、これらの話題を、気楽に自由に発言しながら、参加者全員に考
える場を提供いたします。特に海外で自分の力を発揮したいという派遣希
望者のみなさん参加して大いに話しましょう。
2,「世界教育メディアネットワークづくり」
世界各地に在住する日本人にとって、どこにいても秀でた日本の教育を
受けさせたいという保護者の気持ちは強い。その思いを実現するために配
置された教師が、身の回りで気づいた現象や、体験から、教育素材を発掘
し、実践授業まで発展させた記録を拾い出すことにより、開発教育・国際
理解教育を発展拡張させることができる。そこで全世界的規模での教員の
実践記録を集め、コンテストを実施することにより、学校教育において開
発教育・国際理解教育の普及をはかる目的で実施する。
例として、1,教材部門、2,実践授業例部門、3,映像素材部門
3,「遠隔地域連携の国際理解教育のあるべき道」
広大な面積を持ち、隣へ行くのも大変な距離感があり北海道では隣の学
校離れた学校間でのつながりを大事にしながら教育の連携を計ってきてい
る、その実践のあり方を基本的考えから実践形態までを学び会っていきた
い。
10,関係出版物販売
全海研関係出版物および日本語教育、海外子女教育、帰国子女教育、国
際理解教育、総合学習関係出版物など、普段目にすることのない方々にも
手にすることができるよう収集し販売いたします。
────────────────────────────────────
大会参加申込 FAX: 03−5696−3358
E-mail: info1@zenkaiken.net
1,氏名(ふりがな)
2,勤務先・都道府県名
3,勤務先
4,勤務先住所
5,勤務先電話
6,勤務先Fax
7,自宅住所
8,E-mailアドレス:
9,参加実践事例発表会
第1 第2 第3 第4
10,トーキングテーブル 第1 第2
第3
11,参加テーママ別分科会 第1 第2-1 第2-2 第3
第4
12,大会参加費納付先 郵便振替口座名
全国海外子女教育国際理解教育研究
協議会
00110−9−26969
※該当事項に○印をつけてください。
(一般参加の方で、会員希望の方は、会員参加費+4000円の7000円で会員扱いにな
ります。)事前申し込み特典をご利用ください。