多文化共生教育研究会(MCE)
  第19回 定例研究会のご案内

 外国籍(日本語を第一言語としない)の子どもたちの高校受け入れは今どうな
っているのか − 現状と課題を探る
 
 いま高校進学率は95%を超えています。しかし、日本に住む外国籍(日本語
を第一言語としない)の子どもたちの高校進学率は実に50%前後と言われてい
ます。なぜなのでしょうか?
 その理由は、現状の高校の入試のしくみにあるとともに、子どもたちが置かれ
ているさまざまな状況、たとえば経済的なハンディなどが理由にあげられます。
 この結果、多くの外国籍(日本語を第一言語としない)の子どもたちの学習と
進路の保障が実現できないままになっています。
 いま、子どもたちは労働条件の厳しい仕事に就かざるを得なかったり、またさ
まざまな悩みを抱えながら同じ境遇の友人たちと時間を過ごしたりしています。
 今回の定例研究会では、外国籍の子どもたちの高校進学と受け入れについて学
びたいと思います。全国と東京の状況はどうなっているのか。進んでいるとされ
る神奈川の県立高校ではどのように取り組んでいるのか、子どもたちの実態と高
校進学の状況について報告を受け、議論を深めていきたいと思います。

〈報告者〉
「外国籍生徒の高校進学の状況について」
  小綿 剛 さん (都立小山台高校定時制教員)
 
「東京の外国籍生徒の高校進学の現状と課題について」
  王慧槿 さん (多文化共生センター・東京21代表、元都立高校教員)
 
「生徒の13%が外国にルーツを持っている高校」
  舟知 敦   さん (神奈川県立鶴見総合高校教員)
 
 日時  2006年 3月11日(土) 14時30分〜18時00分
 
 場所 立教大学 12号館地下会議室
    (東京都豊島区西池袋3-34-1)池袋駅西口徒歩約7分
       
         会場マップ
  http://www.rikkyo.ne.jp/~koho/univ_data/campusmap/index.html


 
資料代 当日資料代500円を予定にしています。会員以外の方でも参加できます。

連絡先 tabunnka-e@jcom.home.ne.jp   電話:090−7402−0086



 多文化共生教育研究会とは・・・  外国にルーツのある子どもたちが、共に生
きることができる多文化共生社会についての教育と研究を進めています。現場の
教師・研究者・保護者・ボランティア、NPOスタッフ等による、多文化共生教
育の交流のネットワークを進めていきたいと思います。会員募集中です。
 ●会長  大沼謙一(東京都江東区立豊洲小学校校長)
 ●副会長  王慧謹(元都立高校教員、多文化共生センター・東京21代表)

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