第18回全外教セミナー・東京集会

多文化・多民族共生の教育をめざして

 在日外国籍の子どもたち・日本語を第一言語(母語)としない子どもたちの教
育を保障し、共に生きる社会を実現しよう!

ご案内

 全国の外国人登録者数は年々増加を続け、2004年度末には197万人余り
となり、200万人に迫る勢いとなっています。中でも、東京の外国人登録者数
は34万人を超え、全国第1位となっています。これは全国のおよそ27%を占
め、実に都民日程の35人に1人は外国籍住民ということになります。外国人登
録者数の増加と比例して、外国籍の子どもたちの数も増加しています。都教委の
調査によると、都内の小学校・中学校・高校には、約8000人の外国籍の児童
・生徒が通っています。きちんとした調査がなされていないため実数は不明です
が、未就学・不就学の子どもの数も相当数にのぼると考えられます。
 こうした状況が進行しているにもかかわらず、東京においては個々の教員の努
力や市民団体のとりくみはあるものの、全体として多文化共生教育や日本語教育
へのとりくみはきわめて不十分と言わざるを得ず、多くの課題を抱えています。
 東京においても、これまで在日コリアンの人々との長い共生の努力や中国帰国
者の支援の積み重ねがありました。関東大震災の悲しい出来事は忘れることはで
きませんが、歴史に学びながら、確実に共生への歩みは進んできました。他方で、
新宿・大久保などのように、ニューカマーの住民との共生を進めようとする新し
い試みもあらわれてきています。
 また、増加するニューカマーの子どもたちに、日本語指導などの支援を行って
いるボランティアや民間サポート団体などの活躍も目立っています。

 今、東京の学校はきわめて厳しい状況に置かれています。しかし、そうである
からこそ教員、ボランティア、民間団体、地域、保護者など、かかわるすべての
人々の連携が求められています。今回のセミナーでは、学校現場と民間団体で子
どもたちとかかわっておられる4名の方をパネラーにお招きし、多文化・多民族
共生の教育をどのように進めるかということをテーマに、討論を深めたいと思い
ます。

全国から、多くの皆さんの参加をお待ちしています。

主催  全国在日外国人教育研究協議会
    全外教東京セミナー実行委員会
    多文化共生教育研究会

日程  2006年5月13日(土)

    フィールドワーク11時00分〜12時00分
     11時集合 東急池上線池上駅改札口

    パネルディスカッション13時30分開場
     14時00分〜17時30分


場所  フィールドワーク(池上本門寺)
   
    パネルディスカッション(大田区立生活センター・大集会室)
      東京都大田区蒲田5-13-26 JR 蒲田駅東口徒歩5分
      http://www.city.ota.tokyo.jp/ota/kumin/seikatsu/index.htm

内容
    ●在日コリアンの歴史を学ぶ:フィールドワーク
    「力道山の墓と韓国・朝鮮人BC級戦犯(シンガポール・チャンギー
    受難者)慰霊碑を歩く」

    ●パネルディスカッション
    「小・中・高・地域の教育現場から外国にルーツのある子どもたちの教
    育を考える」

    パネラー(予定)
     善元幸夫さん(区立小学校教員)
     小川郁子さん(区立中学校日本語学級教員)
     澤田みち子さん(元都立中国帰国生徒受入校高校教員)
     中西久恵さん(CCS/世界の子どもと手をつなぐ学生の会)
    コーディネーター
     王慧槿さん(多文化共生センター・東京21代表)
  
参加資料代 1000円

交流会   セミナー終了後、全国交流会を予定しています。(参加費4000
      円予定)

連絡先 TEL:090-9207-5486(実行委員会)
    e-mail:seminartokyo06@jcom.home.ne.jp


ホームページ
    全国在日外国人教育研究協議会
    http://members.at.infoseek.co.jp/zencho/
    多文化共生教育研究会
    http://members.jcom.home.ne.jp/tabunnka-e/index.html