皆さんの故郷を日本の友人に紹介してください
「帰国者二世三世」の皆さん、日本の友人や帰国者の仲間に皆さんのふるさとを紹介してくれませんか?
中国の社会は急激な変化のただ中にあり、皆さんの故郷もどんどんその姿を変えていっています。あ なたの知っている故郷はやがてあなたの記憶の中だけに存在するものになってしまうかもしれません。 だからこそ、変わっていないところ、変わりつつあるところを形に残しておきませんか。それは皆さん 自身の中国と日本での軌跡を振り返らせ、浮かび上がらせるものともなると思います。 里帰りしたときの写真や来日前の写真などを、そのときどきのあなた自身の歴史を併せて語る言葉と 一緒に送ってください。このHPで紹介していきたいと思います。また、これから里帰りの予定のある 方はぜひ、そんな目で故郷を見て写真に撮ってきてくれませんか。
お問い合わせはHP担当係 菊地 まで!


第一弾として大久保明男さんからお送りいただいた写真とコメントを紹介します!

ふるさと宝清県の風景から1990.8 写す

●ソ連軍に爆破された関東軍の軍用空港の飛行機格納庫跡

 ここはあの有名な虎頭要塞と並ぶ重要な軍事基地でし た。地下にも部屋があり、子どもの頃はよく遊びに行きま した。その時は子どもという年齢から何も考えずにいたの でしたが、いまはいろいろ振り返って、かつて自分がそこ にいたことの意味について考えたりしてます。例えば、こ れだけ頑丈な建物を造るのにどれだけの苦労、いや、ど れだけの人々が死んでいったのか、とかです。書物や写 真集を眺めて馳せる想像とは違い、僕がかつてその空間 にいたということが時間的な距離を飛び越えて自分に「想 像のリアリティ」を与えてくれます。

●町全体を見渡せる「馬鞍山」の上からの風景

 家の近くにあって、朝はよく犬をつれて麓まで走ったりし ました(ジョギング)。 頂上には王震率いる359旅団が土地の匪賊と戦ったこと
を記念する「革命烈士」記念碑があります。

●私の家
 来日の二年前まで住んでいた家で、
おそらくもう取り壊されて存在しないと
思います。

大久保さんからのメッセージ