ご存じですか中国残留邦人問題

Q4:

ご苦労の多かった中国残留邦人の帰国希望は,実現できるといいですね


(1)永住帰国の援護

 永住帰国を希望される中国残留邦人に対して,国では,

○帰国旅費の負担

○帰国受け入れのための身元引受人のあっせん

○中国帰国者定着促進センター等での日本語や日本の生活習慣の指導

○就業相談

○自立支度金の支給

など永住帰国した中国残留邦人が自立して生活するための様々な援護を行っています。これらの援護は,55歳以上の中国残留邦人が帰国する場合には,その中国残留邦人を扶養するために一緒に帰国する子供及びその家族に対しても同じように行われます。また,(財)中国残留孤児援護基金では,帰国した中国残留孤児の方々が安心して日本で生活できるよう,中国残留孤児を養育した養父母に対する扶養費支払事業,帰国した中国残留孤児やその家族の就学を援助するための就学資金貸与事業等を行っています。

(2)一時帰国の援護

 一時帰国を希望される中国残留邦人に対して,国では,往復旅費や日本での滞在費の負担をしており,希望者は,毎年この援護を受けて一時帰国することができます。また,(財)中国残留孤児援護基金では,一時帰国のための事務手続きや滞在中のお世話を中国残留邦人の親族に代わって行う一時帰国事業を行っています。

 このような(財)中国残留孤児援護基金が行っている事業の多くは国民の皆様からの浄財による寄付によって進めています。
 事業や寄付の詳細については пD03−3501−1050 までご照会下さい。